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中学生献立コンクール作品

第33回中学生学校給食献立コンクール
近年、偏った栄養摂取や不規則な食事時間等が子どもたちの心身の健康に様々な影響をもたらしていることが指摘されるとともに、地域において継承されてきた特色ある食文化等が失われつつある現状がある。そのような中において、毎日実施されている学校給食の献立作りをとおして、食事の重要性や地域の食材の豊かさ、食文化を再認識し、望ましい食習慣の形成を図るため、広く県内の中学生より献立を募集し、審査会及び表彰式を実施した。

◇主 催 石川県教育委員会、(公財)石川県学校給食会
◇審査日 令和元年10月9日(水)
◇応募数 (   )内は昨年度
市町及び県立学校数 応募学校数 作  品  数
15市町+1県立(17市町+2県立) 25校(33校) 2,498点(2,560点)
◇審査結果
最優秀賞 優秀賞 優良賞 努力賞
1点 2点 5点 10点
【総 評】
栄養のバランスだけでなく、食感や彩りなどもよく考えられていた。
健康を考えた、栄養バランスのとれた作品であり、給食の大切さと、地場産物を使用した創意工夫に関心を示された作品であった。
食品群のとり方や彩りもあわせて、よく勉強されていた。
学校での指導がきめ細やかで、レベルの高い献立が多かった。
一人ひとりのこだわりがみられ中学生らしい発想が生かされていた。


最優秀賞  川北町立川北中学校  2年 影田 結美菜
 《献立名》
体も心も疲れ知らず!!
小松菜と油揚げの炊き込みごはん
川北の恵みたっぷりイチジクみそカツ
ブロッコリーとチーズの
カラフルマヨネーズ和え
旨み3兄弟のトマトと豚肉の和風スープ
まったり、ほっこりのかぼちゃプリン
牛乳
 《講 評》
季節感や地域の産物を大切にする心が伝わり、寒さに負けない体も心も元気になる献立であった。
地場産物のいちじくが上手くとりいれられていた。
健康に配慮しただけでなく、うまみ成分も考えた献立であった。
材料名に産地が書かれており、地元だけではなく、近隣地域の産物もとりいれるなど工夫されていた。

優秀賞  輪島市立輪島中学校  1年 田端 晴菜
 《献立名》
さざえといしるの炊きこみ
フグの米粉からあげ ゆずぞえ
そうめんかぼちゃのサラダ
能登野菜たっぷり豚汁
果肉入りブルーベリーゼリー
牛乳
 《講 評》
炊き込みご飯に、地場産物のさざえやいしるを使い工夫されていた。
ふぐの米粉唐揚げにゆず汁のアイディアが良かった。
栄養のバランスもよく、さまざまな食感が楽しめる献立であった。
能登野菜や海の幸が上手く活用されていた。
 白山市立白嶺中学校  1年 辻 愛心
 《献立名》
色あざやかな金時草と小坂れんこんのシャキシャキごはん
ボリューム満点!白峰かた豆腐とジビエくま肉のカツ〜おいしいソース添え〜
小松トマトとハーブのくるみさっぱりサラダ
体ぽかぽか具だくさんみそ汁
五郎島金時とじろあめの濃こうモンブラン
牛乳
 《講 評》
「白山ろくの食」のテーマで、珍しい食材が上手く活用されていた。
地場産物についてよく学習されていて、主食に色鮮やかさとシャキシャキの食感など組合せが工夫されていた。
じろあめで甘みをつけるなど、食材の特徴を生かした献立であった。
ボリュームがある献立だが、食べやすいように工夫されていた、

優良賞
 石川県立盲学校
 能美市立根上中学校
 宝達志水町立宝達中学校
 輪島市立輪島中学校
 輪島市立門前中学校
2年
2年
2年
1年
1年
奥   優樹
西山 智哉
高野 妃奈、山本 莉瑚
戸前 実理
中田 愛悠

努力賞
 津幡町立津幡南中学校


 能美市立根上中学校
 能美市立寺井中学校
 能美市立寺井中学校
 内灘町立内灘中学校
 かほく市立宇ノ気中学校
 小松市立南部中学校
 小松市立丸内中学校
 七尾市立七尾東部中学校
 七尾市立七尾東部中学校
3年
2年
1年
3年
3年
2年
2年
2年
1年
1年
1年
1年
納口 円香
前田 星佳
松本 彩楓
山岸 由依
米屋 智央
中野 桜子
宮崎 りの
鶴見 茉央
牧  夏音
堀田 花乃
石田 こころ
室屋 里愛

◇表 彰 式
・期  日 令和元年11月15日(金)
・会  場 石川県庁舎
・式次第 (1)開会の辞
(2)賞状授与
(3)石川県教育委員会保健体育課長挨拶
(4)受賞代表者のお礼の言葉(川北中学校2年 影田 結美菜)
  本日は、このような素晴らしい賞を頂きありがとうございます。
  私がこの献立を考えたのは、家族で訪れた能登のしいたけ栽培をされているところで頂いたスープがきっかけです。手間暇かけて育てた、しいたけの出汁をふんだんに使ったスープはとても優しくて体も心も癒されました。
  小学校の社会科で、しいたけ農家さんに行ったことを思い出し、川北産のしいたけを使ったスープで中学校のみんなが、ほっこりした気持ちになると良いと考えました。
  私が通う川北中学校では、校内で給食がつくられ、毎日、温かい給食を頂いています。石川県の新鮮な旬の食材を使って栄養士の先生や調理員さんが作ってくださる給食は、とても美味しくて、午後の授業や部活も頑張れます。
  私はこの給食献立コンクールに応募したことで、石川県には自慢できる美味しい食材が沢山あること、新鮮な食材は健康づくりにつながること、給食は私達の成長を考えて作ってくださっていることを学びました。
  今回は、このような表彰式に参加できてとてもうれしいです。本当にありがとうございました。
(5)開会の辞