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学校給食調理コンクール作品

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令和4年度 令和元年度 平成30年度
■第64 回 石川県学校給食調理コンクール 受賞作品
加賀市 自由献立
献立のねらいおよび特徴
加賀市は豊かな自然に恵まれ、米や野菜・果物などが多く作られているほか、橋立漁港では1 年を通じて魚介類が水揚げされています。また、九谷焼や山中漆器などの伝統産業も有名です。
これら郷土の資源と特色を生かした献立を考えました。
橋立産わかめとたまごのそぼろふりかけ
加賀市の橋立の海で春にとれる生わかめを、給食ではみそ汁や酢の物、冷やし中華サラダなどにして使用しています。
その橋立産の生わかめと乾燥させた茎わかめを卵と一緒に炒めてふりかけにしました。
めぎすのトマト塩こうじマリネ
めぎすは橋立漁港で水揚げされる魚です。
めぎすを塩水で煮煎りして作る「めぎすの浜いり」は加賀市の郷土料理として伝わっています。
また、めぎすは頭を落としてから揚げにすると、骨まで食べられるため、カルシウムをしっかりとることができる魚です。
そのから揚げに、加賀市の柴山や弓波などでとれるトマトの鮮やかな色が映えるように、塩こうじで味付けしたものをのせてマリネにしました。
加賀九谷野菜の五彩和え
加賀市では、大日山を源とする大聖寺川・動橋川からの清流と肥沃な江沼平野がある豊かな自然環境の中育つ、四季折々の野菜を加賀九谷野菜と定義しています。
また、加賀市は九谷焼発祥の地として知られており、加賀九谷野菜から九谷五彩をイメージした野菜を選び、黒大豆を加えて和え物にしました。
【赤はにんじん、黄は味平かぼちゃ、緑はブロッコリー、紫はさつまいも、紺青は黒大豆】
野菜たっぷり大地の華の肉豆腐
加賀市でとれた大豆とコシヒカリを使って作られた味噌が「大地の華」です。
野菜がたくさん入った肉豆腐の味付けに「大地の華」を使用しました。
優しい味わいの肉豆腐です。
加賀梨のつややかコンポート
加賀市は石川県内で一番の梨の産地です。
加賀市の小塩辻や奥谷でとれる梨は、そのまま食べてもおいしいですが、みずみずしい梨をさっと煮てつややかなコンポートにしました。

七尾市 自由献立
献立のねらいおよび特徴
能登半島地震からの復興をテーマに、能登の復興に希望を持てる献立にしたいと考えました。
令和8年度に予定されている能登地域でのトキの放鳥は、生物多様性と里山里海の保全のシンボルであるとともに、能登半島地震からの復興のシンボルとなることが期待されています。
この献立を通して、トキが空を舞う姿や自然風景を想像して豊かな自然を守っていきたいという気持ちをもってほしい、
地元のおいしい食べ物を食べて子供たちの笑顔が増えたり温かい気持ちになったりしてほしい、
未来に明るい希望をもってほしいという願いを込めました。
ほっこりにっこり金時ごはん
能登金時芋を使った黄色いご飯です。
ホクホクした食感が特徴の能登金時芋を素揚げにし、甘みを閉じ込めて香ばしさも出しました。
薄い黄色のターメリックライスと金時芋の濃い黄色がきれいで、食べてほっこり、見た目も明るく笑顔になってほしいです。
トキめくとり天
子供たちが好きなとり天に朱鷺色のソースをかけます。
トキが能登の空を舞う姿を心待ちにしている気持ちを料理にしました。
朱鷺色ソースは塩分を控えて淡いピンク色を出すために、トマトジュースを使いました。
いろどり花畑サラダ
地元野菜のキャベツやきゅうりにカラフルな野菜を組み合わせ、彩りの良いサラダをお花畑に見立てました。
里山に花畑が広がっていてほしいとの願いを込めました。
ひじきの佃煮を調味料と一緒に混ぜることで不足しがちな鉄分を補っています。
能登の恵み汁
みんなで集まって食べる「とり野菜」や「能登鍋」からイメージした汁物です。
地域でとれる野菜や椎茸、地元企業が作るちくわ、団子を入れました。
減塩でも美味しくなるように生姜やにんにくで うま味とコクを加えています。
愛情たっぷり!能登島りんご
無袋栽培で太陽の恵みをたっぷり浴びて育てられた「能登島りんご」は、歯ざわりが良くて甘みも酸味も濃く、とても美味しいりんごです。
そのまま食べると違いがわかります。