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第55回石川県学校給食調理コンクール

学校給食の食事内容の充実向上と多様化及び技術の高度化を図るため、第55回石川県学校給食調理コンクールが開催されました(開催要項〈抜粋〉参照)。
今年度の参加は、次の8チームでした。
〇加賀市   〇小松市   〇白山市   ◯金沢市
〇かほく市   〇七尾市   ◯鳳珠郡(能登町)   〇輪島市
午前には「自由献立」、午後には「課題献立」で、日頃の調理技術を競いました。
〈自由献立〉
〈課題献立〉[課題:筑前煮]
〈審 査〉

            〈自由献立〉                                 〈課題献立〉
審査結果は、次のようになりました。
部  門 最 優 秀 賞 優 秀 賞
自由献立 白山市 チーム かほく市 チーム
課題献立 金沢市 チーム 加賀市 チーム
〈最優秀賞作品〉
〈自由献立〉 〈課題献立〉
〈表彰式と講評〉
表彰状を白山市チームへ トロフィーを金沢市チームへ 竹内審査員の講評
竹内審査員から、次のような講評がありました
  学校給食では、安全安心が一番求められております。今日の調理でも、衛生面にはとても配慮されていて、とても嬉しく思いました。
  まず、午前の自由献立の部では、事前に提出された献立内容を見て、どんな形、味、色合いに仕上がるのか、そして、早く食べてみたいというのが審査員一同の思いでしたが、私たちの期待以上の仕上がりで、審査員一同驚いております。本当に僅差でした。とても魅力的なネーミング、地域の特性を十分活かした献立で感心しました。
  審査員の声をいくつか紹介します。
能登野菜、加賀野菜などの地場産物を取り入れ、子供たちが食べたくなるような献立に工夫されていた。
発酵食品をよく取り入れて、健康に留意してあった。
米粉や切干大根の使い方がとても上手だった。
地域の地場産物の特徴を活かして、よく研究してあった。
  次に、午後の課題献立の「筑前煮」ですが、こちらは、学校給食ではよく出される献立ですし、子供たちも喜んで食べています。作業中の様子を見て、日頃の協力体制がしっかり伝わってきました。今日は調理実習室で、数名分の調理、いつもと違った作業だったので大変だったと思いますが、しっかりタイムマネージメントを考えて、上手に作業されているなあと感心しました。
  その中で、差が出たところの審査員の声を紹介します。これらが、次年度のこの大会につながっていけばよいと思います。
炒める順番も関係するが、ちょっと牛蒡が固かった。
全体的にだし汁の量が多かった。
材料の切り方が小さすぎるところもあった。例えば、肉は炒めると小さくなるので、炒めた後の大きさを考えて切らないといけない。
普段、皆さんは検食以外に盛り付けることはない。このコンクールでは、食べる人のことを考えた最後の盛り付けまで審査の対象とした。
  最後に、これから皆さんの力で、食文化も含め、石川の子供たちの食を支えていただき、一層盛り上げていただきますようお願い申し上げます。

各チームの自由献立の部の作品、作り方、カロリー表は、「食育情報室」の「学校給食調理コンクール作品」に載せてあります。