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第1回

令和7年度 第1回学校給食用パン品質審査会

令和7年度 第1回学校給食用パン品質審査会を行いました。
石川県学校給食会では、学校給食用パンの品質向上を図るため
石川県パン協同組合の協力を得て、年間2回、パンの品質審査を行っています。
1回目の今回は、パン委託加工工場の方々に参加いただき
パン品質審査会を通して、それぞれのパンを比較しながらの勉強会も実施しました。


1、審査日 令和7年9月19日(金)
2、審査点数 6点(コッペパン5点:ミルク、米粉バター、バター、キャロット、胚芽 / 食パン1点:ミルク)
3、審査基準 100点(外観:30点、内相:70点)
4、判定基準
5、審査結果

6、総評
ようやく暑さもひと段落したかと思われる気候となりました。
6月以降の猛暑の中、発酵管理に苦慮されたことと思料致します。
毎回申し上げていますが、審査は相対評価(比較評価)でなく、絶対評価(個別評価)で行っています。
今回はコッペパンというカテゴリーの中でも、同じものは1つとしてありませんでした。

コッペパン
@ Cは、鉄板の隅でつぶれたと思われます。生地配置に留意してください。
体積測定で低評価のものがありました。国内産小麦に切り替わったことから、
ボリュームが出づらい事も要因の一つかと思います。
ボリュームはキメ立ちとも関連しますので、伸びやすい生地形成に心がけてください。
C Dの焼き色がやや薄く仕上がっていますが、歯切れ・くちどけに影響を及ぼすほどではありません。
食パン
1点のみのサンプリングでした。
ミルクでしたが、色づきは濃くなくやや薄めの仕上がりでした。
ボリュームを出そうとして若干ホイロを出しすぎた(醗酵をとりすぎた)のではないかと思われます。
キメはやや粗く見えました。

どの製品も衛生面に注意されて製造されていることが伺われます。
今後も十分に注意して作業してください。

7、成績表<食パン